AIは「そこまででいいよ」が分からない

AIを仕事で使っていて、ひとつ気づいたことがあります。

AIは、とても真面目です。

頼んだことをやろうとする。
足りないものがあれば探そうとする。
もっと良くできそうなら、さらに考えようとする。

とても優秀です。

でも、この人たち、「いつ終わればいいか」が分からないみたいです(笑)。

人間同士なら、
「今日はここまで」
「それは今はしなくていい」
「この部分だけ分かれば十分」
という空気を、なんとなく共有できます。

でもAIには、その「なんとなく」がありません。
目的だけ渡して、「よろしく」と頼むと、真面目にその目的へ向かって働き続けようとします。

そこで必要なのが、「出口」なのだと思うようになりました。

何をしてほしいかだけではなく、

「ここまで確認したら終わり」
「今日動いたものだけでいい」
「判断が必要なものは触らない」
「この情報だけ反映したら、それ以上は探さなくていい」
「こうすることが最終目的」

そんな終了条件まで伝える。

実際、私は仕事で複数のAIを役割ごとに使っています。
案件ごとの進捗を整理するAI。
全体をまとめるAI。
情報を保管するAI。

役割を分けていくうちに分かったのは、仕事を任せるには「何をするか」だけでは足りないということでした。

どこから始めて、
何を見て、
どこまでやったら、
終わるのか。

そこまで決めて初めて、仕事として扱いやすくなる。
考えてみれば、人に仕事を頼むときも同じなのかもしれません。
「これお願い」だけではなく、
「ここまでできたら完了ね」
まで伝えたほうが、お互いに分かりやすい。

前回、エラーを出すほど無限の迷路に追い込んでしまった反省を踏まえ(笑)
AIに「そこまででいいよ」と言う。
それは、AIと一緒に働くときの、人間側の大事な仕事なのかもしれません。